◆ 押し下げられるも、持ち直す… - 113円後半
金融政策ウィークを通過したこともあり、先週末は“ポジション調整”が活発化しました。
特にオミクロン株の感染拡大、さらにはそれに伴う株安・原油安の影響もあって、リスク回避姿勢として“円買い”を誘う場面も重なりました。
こうしてドル円は“上値の重さ”が目立ち、NYタイム序盤には“113.139円”へと押し下げられていきました。
一方でリスク回避姿勢を背景にした動きは、NYタイム以降は“円買い”よりも“ドル買い”が勝りました。
このためNYダウは“△610ドル超”、米10年債利回りは“1.37%”へと一時下落/低下する場面を見せたものの、ドル円は“113.762円”へと押し戻されて、先週末の取引を終えています。
◆ “膠着”が基本路線だが・・・?
「今年最後のリスクイベント(金融政策ウィーク)」を終えたことから、いよいよ「クリスマスムードは本格化」すると見られます。
このため日を追う毎に流動性は低下すると見られ、積極的なポジション構築も手控えられる可能性が高まっています。
そうなると“膠着”が基本路線ということになりますが、一方で先週末には期待通りの
「“下値が堅い”がより優勢」といった動きも見られました。
「米金利先高観」を背景にした“ドル買い”が継続する可能性は高くないと考えますが、だからといって“ドル売り”に転じるわけでもないということは、しっかり認識しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.550(+1σ)
上値4:114.375(11/24~11/30の61.8%戻し)
上値3:114.268(12/15-16高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:114.023(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:113.849(12/17高値、50日移動平均線、12/15~12/17の61.8%戻し)
前営業日終値:113.700(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
下値1:113.475(日足・一目均衡表先行スパン上限、12/17安値後の50%押し)
下値2:113.377(12/17安値後の61.8%押し)
下値3:113.276(ピボット1stサポート)
下値4:113.139(12/17安値)
下値5:113.036(-1σ、大台)
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