フレクトが15%高と5日ぶり急反発、直近IPO銘柄にリバウンド狙いの買い◇
フレクト<4414.T>が5日ぶり急反発、15.3%高の4900円まで買われる場面があった。ここ直近IPO銘柄は個人投資家の資金の回転が滞るなかセカンダリー市場で大きく売り込まれる銘柄が相次いだが、目先は売り一巡感からリバウンド狙いの短期資金が流入している。きょう東証マザーズ市場に新規上場した人工知能(AI)活用のアルゴリズムモジュール開発を手掛けるJDSC<4418.T>が、公開価格とほぼ同値で初値を形成した後ストップ高に買われカイ気配で張り付く展開となったほか、グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>やHYUGA PRIMARY CARE<7133.T>がカイ気配スタートで水準を切り上げるなど足もとで流れが変わりつつある。そのなか、クラウドによるデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業を手掛けるフレクトは、今月10日に鳴り物入りでマザーズ市場に上場した人気銘柄で、初日から大きく買われ、公開価格2550円に対し14日ザラ場に9310円まで駆け上がる上昇パフォーマンスをみせたが、その後は利食い急ぎの動きが出て連日のストップ安を交え、水準を切り下げていた。もっとも市場では「短期リバウンド狙いの買いが一巡した後は、再び戻り売りに押される展開も想定され、深追いはしにくい」(中堅証券ストラテジスト)という見方も出ていた。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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