◆ サプライズ - “113円半ば”に反落
昨日は「英利上げ」というサプライズだけでなく、「欧金融正常化への期待感」も浮上しました。
このため“ポンド買い”“ユーロ買い”は相対的に進行し、それに伴って“ドル売り”が目立ちました。
前日の“巻き戻し”も機能したと見られるところであり、“114円台”を回復していたドル円は、NYタイム中盤には“113.559円”へと押し戻されていきました。
◆ それでも「日米金利格差」の感応度は増している・・・?
こうして「早期の米金融引き締め」から目が逸れた昨日です、本日はまた「日銀金融政策決定会合」が予定されています。
もちろん金融政策そのものは“据え置き”と見られるだけに、サプライズは期待薄です。
しかし「テーパリングに最も遅いのは日銀(円)」と見られる状況ですので、いつ「日米金利格差」に脚光が当たってもおかしくありません。
少なくとも「金利格差への感応度は増している」と考えるのが自然ですので、ここからの“さらなる下値追い(ドル円下落)”には疑問符がつく…?
◆ 「ポジション調整(特に欧米勢)」には注意が必要だが・・・
一連のリスクイベントを終えて、いよいよ来週は「クリスマス・ウィーク」に突入するスケジュール感です。
そして本日はそれを控えた週末であるだけに、「ポジション調整(特に欧米勢)には要注意」ということになります。
それでも前記した状況を鑑みて、「“下値が堅い”がより優勢」といった展開を想定(期待)しながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.268(12/15-16高値)
上値4:114.104(ピボット1stレジスタンス)
上値3:114.023(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、大台)
上値2:113.848(50日/20日移動平均線)
上値1:113.744(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:113.689
下値1:113.559(12/15安値)
下値2:113.428(12/14安値、11/30~12/15の50%押し、ピボット1stサポート)
下値3:113.307(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:113.220(12/10-13安値、11/30~12/15の61.8%押し)
下値5:113.144(ピボット2ndサポート)
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