岩谷産業が続伸、水素・LPガス混合導管供給の実証実験を23年にも開始へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/12/14 13:22
岩谷産業が続伸、水素・LPガス混合導管供給の実証実験を23年にも開始へ  岩谷産業<8088.T>が続伸している。この日、相馬ガスホールディングス(福島県南相馬市)、相馬ガス(福島県南相馬市)と共同で、福島県でLPガスに水素を20%程度混合させて家庭に供給する実証実験を23年にも開始すると発表しており、これが好材料視されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」に採択され、水素の混合技術の検討、CO2削減効果の検証、既存埋設導管の水素漏洩に対する安全性の確認、家庭用ガスコンロやガス警報器などの性能確認や安全性の検証を行うという。同社がこれまでに行ってきた北九州水素タウンなどでの水素導管供給とは異なり、一般住宅を対象とした民生向けに導管で水素を供給し、燃料電池による発電ではなく、燃焼させて燃料として使用すること、また既存の供給インフラ、燃焼機器を使用するという点で国内初の取り組みとなるとしている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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