『FOMC終了後の16日が相場の転換点かもしれません』
オミクロン型の感染拡大懸念が薄れ、米国株、日本株ともに上昇してきました。ただ上昇したとはいえ、それはあくまでもリバウンドに過ぎず上値を追うような展開とはなっていません。
やはり、次の相場のテーマである「金融緩和縮小の前倒し」懸念がじわじわ相場の上値を押えるような展開になっているようです。
この流れが変わるためには、「金融緩和縮小の前倒しが難しそうだ」といった政府高官のコメントが必要なのですが、それが出るとすれば早ければ次のFOMC(12/14~15)の終了後でしょう。
そこでどのようなコメントが出るかは分からないのですが、「金融緩和縮小の前倒しが難しそうだ」といったコメントならば、株式市場は急上昇する可能性がある一方、
「金融緩和縮小の前倒しが必要だ」といったコメントならば、株式市場は徐々に下落していく流れになりそうです。
このように次のFOMC後のコメント次第で株式市場は次のトレンドが発生しそうです。このような状況のなか今出来ることとしては、株価が上がっても下がっても大丈夫なようにしっかりと事前準備をしておくことでしょう。
システムトレーダーならばすでに上げ相場、下げ相場に合わせて淡々とシグナル通りトレードしていくだけなのですが、裁量でトレードしている場合は、
・上げ相場なら追随するのか?待ちのスタンスなのか?
・下げ相場に入ったらどのような戦略でトレードするのか?
など、事前にある程度考え準備しておきましょう。そうすることでいざ相場が動いてもしっかりと対応出来ると思います。何事も事前準備が9割です。しっかりと今のうちに準備しておきましょう。
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