くろ工、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/12/08 15:00
 くろがね工作所 <7997> [東証2] が12月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年11月期の連結経常損益を従来予想の4500万円の黒字→6500万円の赤字(前の期は2億5200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1700万円の黒字→9300万円の赤字(前年同期は1億5600万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上面につきましては、家具関連事業においては延期となっていた大口案件の受注を含め営業活動の量的拡大の結果として顧客件数の減少に歯止めがかけられたこともあり売上高が前期実績を上回る見込みですが、期末にかけて新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による海外調達製品の調達遅延に伴う影響を受けたため予想を下回る見込みであります。 利益面につきましては、上記売上高の減少に加え、鋼材をはじめとする原材料価格の高騰によるコストアップについて、第4四半期は津工場において低迷しておりました生産量が増加したこと、取り組んでまいりました生産部門における直間比率の見直し及び生産ラインの見直し等による加工費の低減等により吸収に努めましたが、原材料価格の高騰が想定を上回ったこと、また新型コロナウイルス感染症の影響による海上運賃等の輸入諸掛が高騰するとともに輸入品を中心とする仕入品の売上高比率が高まる中で為替が円安傾向になったこと等が影響したことにより売上総利益率が低下し、売上総利益が予想を下回る見込みです。販売費及び一般管理費の削減は計画を上回りましたが、売上総利益の減少を補えなかったことにより営業利益及び経常利益が予想を下回る見込みであります。 また、個別業績予想については、前述に記載のとおり特別損失が発生する見込みであることから業績予想数値との差異が発生する見込みであります。 (注)上記記載の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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