『オミクロン型に加えて新たな懸念材料が生まれました・・・』
新型コロナの変異種「オミクロン型」の感染拡大懸念がようやく株式市場に織り込まれつつあるタイミングで、再度、「米国の金融緩和縮小の前倒し懸念」が強まりつつあります。
今回の「オミクロン型」の感染拡大懸念により、米国の金融緩和縮小が遅れるのではないかという期待感が生まれつつあるなか、パウエル議長が、「金融緩和縮小を前倒しすべきかもしれない」というニュアンスの発言により30日の米国株が大きく下落しました。
オミクロン型の感染拡大懸念だけならそれほど不安視しないのですが、米国の金融緩和縮小の前倒し懸念と合わり、ダブルショックとなると、米国株はもう一波乱あるかもしれません。
例年12月は米国株、日本株ともに株価が上がりやすい傾向がみられる月ではあるのですが、今の「オミクロン型」による下落に、「米国の金融緩和縮小の前倒し懸念」が加わってくると、米国株がさらに下値を模索する可能性もありそうです。
日本株も短期的にはもう少しリバウンドが期待できるものの、今の米国株の状況を考えると「リバウンド後の急落」も視野に入れておく必要があるでしょう。
このように30日のパウエル議長の発言により、米国株が急落する可能性が出てきています。日本株も1日に反発はしたもののまだ油断は禁物です。過度に大きなリスクを取らずリスク管理を徹底してトレードにのぞむことをおすすめします。
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