ドル円１１５円台前半、アジア市場で一段高に＝アジア為替概況

ドル円１１５円台前半、アジア市場で一段高に＝アジア為替概況

　東京不在、２３日のアジア市場で、ドル円は高値を115.14レベルまで伸ばしている。前日のＮＹ市場では、米政府がパウエルＦＲＢ議長の再任を決定、ドル高の動きが広がった。114円台前半から115円台に接近したが、大台乗せには至らなかった。アジア市場ではいったん114.74レベルまで小反落したが、日本時間午前１１時台に一気に115円台に乗せた。ドル円の上昇が主導する形となり、クロス円も同時に上昇した。ユーロ円は129.39レベル、ポンド円は154.22レベル、豪ドル円は83.23レベルまで高値を伸ばした。

　ただ、足元ではドル高の動きが再燃してきており、ポンドドルが1.3380台へ、豪ドル/ドルが0.7210台へと安値を広げてきている。ドル買い主導の動きとなっており、クロス円は上昇一服となっている。豪ドル円は83円付近へと反落し、序盤の上昇をほぼ解消。ドル円は引き続き115.10付近に高止まり。

　アジア株は豪州と上海株が堅調に推移しているが、香港株は売りに押されている。その他各国の市場は売りが優勢。パウエルＦＲＢ議長の再任で早期利上げの規定路線が再び意識されているようだ。ＮＹ原油先物は７５ドル台後半へと下落している。

USD/JPY　115.11　EUR/USD　1.1232　EUR/JPY　129.30
GBP/USD　1.3383　GBP/JPY　154.05
AUD/USD　0.7213　AUD/JPY　83.03