神戸大学・NTT西日本等による地域通貨アプリ実証実験「すいすいコイン」に「MoneyEasy」が採用

配信元:PR TIMES
投稿:2021/11/15 15:19
2021年度の神戸市の「大学発アーバンイノベーション神戸(複合領域・民間企業連携型)」選定事業。11月15日から2ヶ月間 水道筋商店街周辺の加盟店で地域通貨の流通・決済実験を実施

 株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所マザーズ:3917、以下「アイリッジ」)の連結子会社でフィンテック事業を展開する株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平、以下「フィノバレー」)は、フィノバレーが提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が、神戸市の「大学発アーバンイノベーション神戸(複合領域・民間企業連携型)」選定事業として採択された地域通貨アプリ実証実験「すいすいコイン」のプラットフォームとして採用されたことを発表します。






すいすいコイン実証実験およびMoneyEasy採用の背景

 神戸市では、神戸市の地域課題や行政課題の解決等を目的として若手研究者の研究活動経費を補助する制度、「大学発アーバンイノベーション神戸」を実施しています。このたび2021年度の採択事業として、国立大学法人神戸大学経営学研究科 保田 隆明教授が進める「地域デジタル通貨による、地域コミュニティ再構築および経済活性化に関する効果研究」が選定され、その一環として、水道筋商店街地域通貨「すいすいコイン」実行委員会(責任者:国立大学法人神戸大学経営学研究科 保田隆明教授、発行主体:NPO法人わくわく西灘、地域イベント企画:株式会社W、協力:西日本電信電話株式会社、神戸市)による本実証実験が決定しました。

 フィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」は、最短1ヵ月と短期間でのデジタル地域通貨立ち上げが可能な点や、チャージから決済までスマートフォンアプリで完結でき、支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため店舗側での初期投資や手間がかからず導入できる点が評価され、本実証実験でのプラットフォームとして採用されました。


すいすいコイン実証実験について

 地域通貨アプリ「すいすいコイン」は、水道筋商店街周辺で利用できる期間限定のキャッシュレス決済サービスです。事前応募期間中に応募いただいた方の中から抽選に当選された960名の方を対象に、5,000円チャージで6,000ポイント付与し(1ポイント=1円。特典付与1,000ポイントで6,000円分利用可能)、2021年11月15日から2022年1月15日まで水道筋商店街周辺の加盟店での決済で使っていただきます。期間中は商店街イベント等も実施し、終了後に参加者・加盟店双方へのアンケートを実施することで、利用する市民・地域の双方にとって価値のある地域通貨のあり方や効果の実証を西日本電信電話株式会社と連携のうえ行います。


今後の展望

 本実証実験では、地域活動への参加でポイントが獲得できるなど、地域活性化に貢献する決済手段の実現を目指しており、実証実験を経て、神戸市が進めるスマートシティ構想での本格展開も検討予定となっています。フィノバレーでは、ボランティアポイントや健康ポイントを運用する「アクアコイン」(千葉県木更津市)をはじめとして、全国4箇所の自治体でデジタル地域通貨を活用したまちづくりや地域の経済振興を支援しています。今後もデジタル地域通貨を大規模商用展開する国内唯一の企業として、地域の活性化事例を増やしてまいります。


すいすいコイン実証実験概要

■利用可能期間
2021年11月15日(月)から2022年1月15日(土)まで
※この期間を過ぎると利用できなくなります

■販売内容
5,000円チャージで6,000ポイント付与(チャージ分5,000ポイント+特典付与1,000ポイント)
※1ポイント=1円として使えます。
※お一人様1回のみの参加になります。

■参加人数
960名(事前応募期間中に応募し当選された方)

■対象者
●神戸市在住の方
●スマートフォンをお持ちでコイン利用にあたり専用アプリをインストールいただける方
●応募時・利用後にアンケートにご回答いただける方
※なお、購買利用データは個人が特定されない形で学術研究に利用させていただきます。

■チャージ
●方法:特設ブースにて現金と引き換え もしくは、自動チャージ機による現金チャージ
●場所:水道筋商店街内(神戸市灘区)
●期間:2021年11月15日(月)~2021年11月30日(火)

■利用可能場所
水道筋商店街(神戸市灘区)周辺の加盟店67店舗 ※11月3日時点

■Webサイト
https://b.kobe-u.ac.jp/~coin/

■関係者
責任者:国立大学法人神戸大学経営学研究科 保田隆明教授
発行主体:NPO法人わくわく西灘
地域イベント企画:株式会社W
協力:西日本電信電話株式会社、神戸市
システム提供:フィノバレー


MoneyEasy(マネーイージー)とは

 株式会社フィノバレーが提供する、デジタル地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムです。スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にします。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できることが特長です。また、グループ会社である株式会社アイリッジの顧客データ分析プラットフォーム「FANSHIP」と組み合わせることでマーケティング機能を融合した決済基盤が構築でき、地域活性化への活用が期待できます。オフィス内通貨としても利用できるため、社内制度との連携や社員間のコミュニケーション活性化施策などにも応用できます。


株式会社フィノバレー

 株式会社フィノバレーは、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を軸としたフィンテックソリューションを通じて、世の中の様々な課題の解決を目指しています。地方活性化を目的とした岐阜県飛騨・高山地方のデジタル地域通貨「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」、大分銀行の「デジタル商品券発行スキーム」などの支援実績があります。2021年2月には長崎県南島原市の「MINAコイン」、東京都世田谷区の「せたがやPay」も提供開始しています。
https://finnovalley.jp/


株式会社アイリッジ

 株式会社アイリッジは、「Tech Tomorrow:テクノロジーを活用して、昨日よりも便利な生活を創る。」という理念のもと、スマートフォンを活用した企業のO2O(Online to Offline)/OMO(Online Merges with Offline)支援を軸に、フィンテック、不動産テック、VUI(音声インターフェース)等、幅広い領域で事業を展開しています。O2O/OMO支援ではアプリの企画・開発における業界トップクラスの実績に加え、アプリのマーケティング施策にも強みを持ち、ユーザーごとに結び付きの強さを判断し優良顧客へと育成するファン育成プラットフォーム「FANSHIP」を通じて、購買促進やCX改善の支援を行っています。
https://iridge.jp/
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