中越パ、上期経常は黒字浮上で上振れ着地

　中越パルプ工業 <3877> が11月11日後場(14:30)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は14.1億円の黒字(前年同期は19.7億円の赤字)に浮上し、従来予想の3.5億円の黒字を上回って着地。
　通期計画の17.5億円に対する進捗率は80.8％となった。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比79.7％減の3.3億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は4億円の黒字(前年同期は7.9億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.0％→1.4％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期第２四半期累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ経済活動再開の持ち直し傾向が続き、当初想定していた販売数量を上回りました。また、生産面では販売数量の増加に伴う稼働率の向上や、徹底したコスト低減等を推し進めた結果、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は前回公表の予想を上回りました。　通期の業績予想につきましては、原燃料や薬品価格の上昇、新型コロナウイルス感染症の今後の影響など不透明な状況のため、前回公表の予想を据え置いております。