洋刃物、上期経常を4.8倍上方修正、通期も増額、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2021/11/09 16:00
 東洋刃物 <5964> [東証2] が11月9日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億5500万円→7億4800万円(前年同期は6900万円)に4.8倍上方修正し、増益率が2.2倍→11倍に拡大する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の2億9000万円→9億円(前期は1億円)に3.1倍上方修正し、増益率が2.9倍→9.0倍に拡大し、31期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 同時に、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間におきまして、大韓民国金浦市に所在する当社の持分法適用会社である東洋鋼業株式会社の保有する固定資産を売却したことにより、持分法による投資利益588百万円を営業外収益に計上し、経常利益が大幅に増えたことを要因として前回予想値を修正いたします。 通期連結業績予想につきましては、10月29日にお知らせの通り、東洋鋼業株式会社が行う有償減資に応じ当社が保有する全株式の処分を決定しております。これに伴い、東洋鋼業株式会社の連結上の帳簿価格と譲渡対価の差額351百万円が特別損失として計上される見込みであるものの、当連結会計期間の最終損益としては親会社株主に帰属する当期純利益は確保できる見込みであり、現在の改善傾向にある受注状況も勘案し、上記のとおり前回予想値を修正いたします。 (注)上記の連結業績予想は、本資料の発表日現在における入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としています。実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と大きく異なる結果になる可能性があります。

  当社は、将来に向けた事業展開のため財務体質と経営基盤の強化を図り株主資本の充実に努めるとともに、収益動向などを総合的に勘案し業績に相応した配当を実施していく方針であります。 当期の配当につきましては、2022年3月期の業績の着地見込み及び今後の業績・事業展開等を勘案し、1株当たり30円に修正いたします。
配信元: 株探

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