米国株見通し:伸び悩みか、金融引き締めに思惑

配信元:フィスコ
投稿:2021/11/01 14:57
(14時50分現在)

S&P500先物      4,608.00(+11.00)
ナスダック100先物  15,888.00(+49.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は上昇。NYダウ先物は90ドル高、NY原油高も一服しており、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


10月29日の主要3指数は堅調。5日続伸のナスダックは連日最高値を更新し、ダウも89ドル高ながら続伸で上値を伸ばした。この日発表された個人消費支出(PCE)コア指数は前回を小幅に上回り、ミシガン大学消費者態度指数は速報値を上方修正。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測による長期金利は上昇後に低下し、株買いが強まった。また、企業業績は堅調な内容が目立ち、原油高のなかエネルギー関連などが相場をけん引した。


本日は伸び悩みか。前週のアマゾンやアップルの予想を下回る決算は投資家をやや失望させたが、全般的には好業績が目立ち引き続き買いが入りやすい地合いとなりそうだ。ただ、今晩のISM製造業景況指数は前回より弱い内容と予想され、回復期待の買いを弱める要因に。また、明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始の決定が織り込まれ、緩和縮小による金利高が買いを抑制しよう。



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配信元: フィスコ