選挙後の日本株を大予想【西村剛】

いよいよ今週末は衆議院選挙です。

選挙結果で「与党が大敗し過半数割れ｣といったサプライズがなければ、とりあえず材料通過ということで、次の焦点は企業の決算発表に集まりそうです。

今のところ米国株が好調なのを受けて、日本株も徐々に米国株を追随する流れになるのではないかと期待しています。ですので米国株が好調を維持できれば、徐々に日本株も好決算銘柄を中心に買われるのではないかと期待しています。

ただ注意しておきたいのは・・・

マザーズ銘柄です。

マザーズに上場しているIT系の企業は、昨年のコロナ禍で業績を伸ばした企業も多く、今回の決算では増益率の鈍化が見込まれます。ですのでそういった企業が今回の決算で増収増益だとしても、予想よりも伸び率が低いことが嫌気され、売られる可能性も十分にあるでしょう。

マザーズ銘柄以外でも昨年好業績だった銘柄は反動が出やすくなっています。そういった新興企業よりもむしろコロナの影響を受けた企業の業績回復が今回の決算のテーマになりそうです。コロナで業績が悪化したけれども、その後のコスト削減で業績をV字回復させてきている企業などが注目を集めるのではないかと考えています。

今回の決算発表では総じて好決算の銘柄が多そうですが、特にマザーズ銘柄には注意しておいてください。

もしあなたがマザーズ銘柄を持っているのならば、会社のHP等で決算発表日はしっかりとおさえておきましょうね。それだけで決算リスクを低減させることができるでしょう。