ユナイテド海、今期経常を26％上方修正・14期ぶり最高益更新へ

　ＮＳユナイテッド海運 <9110> が10月29日後場(14:30)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14倍の104億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の175億円→220億円(前期は55.3億円)に25.7％上方修正し、増益率が3.2倍→4.0倍に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の115億円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比6.3倍の63.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.0％→14.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社を取り巻く事業環境は、世界的な経済回復を背景とした鉄鋼原料、穀物等の旺盛な海上輸送需要に支えられ、ドライバルク用船市況は足元まで想定を上回る水準で推移しております。このような事業環境の下、当社では運航や配船の効率化に努め着実に収益を積み上げ、第２四半期連結累計期間の売上高及び各段階損益は予想を上回る結果となりました。　また、通期の業績予想につきましては、第２四半期までの業績改善に加え、海運市況は下期も総じて堅調に推移すると予想されることから、前回予想を上回る見込みとなりましたため、上述の通り修正いたします。