◆ 昨日は“ユーロ買い”から“ドル売り”へ… - 再び113円前半へ
「日銀金融政策決定会合」は無風通過だったものの、「ECB理事会」「米GDP」後はやはり思惑が台頭しました。
前者は“予想通りの据え置き”でしたが、『高インフレ状態が当初想定より長く継続する可能性』とのラガルドECB総裁発言が意識されたからです。
一方で後者は“大幅鈍化”となり、「米景気後退」との思惑が高まったからです。
このためユーロドルが“急上昇(ユーロ買い+ドル売り)”を見せる中、ドル円は“113.256円”へと押し下げられていきました。
一方でNYダウは反発、ナスダックとS&P500は共に史上最高値を更新するなど、“リスク選好→円売り”が下値を支えました。
また逃避資金の流出もあり、米10年債利回りが“1.58%”へと上昇したことも下値を支える格好となり、“113円前半”では急速に下げ渋る動きも見られています。
◆ それでも「ロンドン・フィキシング」が絡んだと考えれば…?
こうして翌週に「FOMC」を控える中、週末そして月末を迎えます。
昨日は前記要因にて“ユーロ売り+ドル買い”が進行しましたが、ユーロドルの高値(ドル円の安値)を付けたのは「ロンドン・フィキシング」のタイミングです。
“まとまった規模のドル売り”が行使された可能性を考えれば、このまま進行するかは些か微妙?と見るのが自然です。
オーダー状況を見ると、“昨日高値から上”“同安値から下”には、それぞれかなりの規模のドル買い/ドル売りオーダーが設定されていると聞き及びます。
「米PCEコア・デフレータ」という変動要因が本日も予定されていますが、上下両サイドを意識する状況は、まだ続くと見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.307(10/26高値、+1σ)
上値4:114.222(10/27高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:114.978(日足・一目均衡表転換線、大台)
上値2:113.865(10/28高値、10/26~10/28の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:113.782(10/26~10/28の50%戻し)
前営業日終値:113.553
下値1:113.430(10/28安値後の61.8%押し)
下値2:113.205(10/14安値、10/28安値、20日移動平均線、10/4~10/20の38.2%押し水準、ピボット1stサポート)
下値3:112.996(10/12安値、大台、ピボット2ndサポート)
下値4:112.758(10/4~10/20の50%押し)
下値5:112.642(ピボットローブレイクアウト)
最新人気記事
-
「機械」が19位にランクイン、牧野フへの「同意なきTOB」で波紋広... 今日 12:21
-
明日の株式相場に向けて=「トヨタ・ファミリー」が株高驀進モードへ 12/26 17:30
-
「人工知能」が3位にランク、AI革命は早くも次のステージ「エージェ... 12/26 12:21
-
来週の株式相場に向けて=新春はAIビッグデータ&量子関連に刮目 今日 17:30
-
「大阪万博」が10位にランクイン、開催まであと107日<注目テーマ> 12/27 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 21:30
-
今日 21:25
-
今日 21:21
-
今日 20:44