ダスキン、上期経常を42%上方修正、通期も増額、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2021/10/28 15:30
 ダスキン <4665> が10月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の53億円→75億円(前年同期は39.6億円)に41.5%上方修正し、増益率が33.8%増→89.3%増に拡大する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の89億円→105億円(前期は66.3億円)に18.0%上方修正し、増益率が34.2%増→58.3%増に拡大する見通しとなった。

 同時に、今期の年間配当を従来計画の58円→73円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)第2四半期累計期間 当社は、想定以上のテイクアウト需要の高まり等による第1四半期のミスタードーナツの業績上振れを主因に、2021年8月4日付で売上、利益とも上方修正いたしましたが、その時点では、新型コロナウイルス感染症拡大(以下「コロナ」という。)の状況予測が困難であったため、第2四半期以降の売上動向については期初計画を不変としておりました。その後当社は、訪販グループにおいては、抗菌、抗ウイルス性能を有するマット等の拡販や検温設備、飛沫対策パネル、消毒剤、衛生マット等の設置及び会場内の巡回衛生サービス等の「イベント衛生サービス」への注力、フードループの中心であるミスタードーナツにおいては、最高水準の素材と技術を持つブランドとの共同開発“misdo meets”の販売等に注力してまいりました。 第1四半期好調に推移したミスタードーナツは、第2四半期に入っても好調を維持し、期初計画を大きく上回る状況となりました。訪販グループは主力のクリーンサービス事業において、未だ予想数値から下振れしてはいるものの、連結の第2四半期累計期間の業績は、予想を大きく上回る見込みとなったことから、売上高、各段階利益予想を修正するものであります。(2)通期 下半期は、概ね現在の状況が続くものと予想しておりますが、コロナ前の売上水準への回復を目指すと共に、訪販グループにおいては「衛生環境を整えるダスキン」の一層の定着を図るために、上半期に使用予定であった経費の一部を削減した上で、販売促進費用として下半期に使用する計画としております。またフードグループにおいては、引き続き好調なミスタードーナツにおいて「misdoネットオーダー」の認知度向上等、お客様の更なる利便性向上に取り組むこととしております。それら及び本日開示いたしました連結子会社蜂屋乳業株式会社売却の影響を織り込みますと、下半期の売上高は現在の予想から僅かに上振れ、利益につきましては各段階で下振れとなる見込みであります。 その結果、通期の業績につきましては、売上高、各段階の利益とも上振れする見通しとなったため、予想を修正するものであります。(注)上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、コロナ終息状況等、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。

  当社は、持続的な成長と企業価値向上のための投資や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを利益還元の基本方針としており、配当につきましては、連結配当性向50%を目途に毎期の配当額を決定することとし、且つ安定的な現金配当を継続することとしております。 今回、上記のとおり2022年3月期通期の「親会社株主に帰属する当期純利益」予想を修正したことに伴い、配当の基本方針に沿って同期の1株当たりの配当予想も修正するものであります。(注)上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、コロナ終息状況等、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。
配信元: 株探

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