菊水電子、上期経常を41%上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2021/10/27 16:00
 菊水電子工業 <6912> [JQ] が10月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4億2000万円の黒字→5億9100万円の黒字(前年同期は3700万円の赤字)に40.7%上方修正した。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の7億8000万円→9億5100万円(前期は4億6000万円)に21.9%上方修正し、増益率が69.6%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.第2四半期連結累計期間の業績予想の修正 売上高は、新型コロナウイルス感染再拡大や世界的な半導体、電子部品等の需給逼迫の影響により、営業活動の制約を受けているものの、当社グループの重点市場である航空宇宙、電池、自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)、サーバー・ICT(情報通信技術)関連市場、並びに半導体関連市場、5G(第5世代移動通信システム)関連市場など、グローバルで需要の回復が進んでおり、特にグリーンエネルギー政策により需要が拡大している米国や自動車のEV化の加速とインフラ需要の旺盛な中国を中心に海外売上高が大幅に増加していることにより、前回予想を上回る見込みとなりました。 損益面につきましても、売上高の増収に伴う売上総利益の増加及び新型コロナウイルスの感染再拡大の影響を受け、展示会への出展を見合わせたことに伴う広告宣伝費等の販売費及び一般管理費が減少したことにより、前回予想を上回る見込みとなりました。2.通期の業績予想の修正 第2四半期連結累計期間の業績予想の修正等を踏まえて、通期連結業績予想の修正を行うものであります。足元の経済環境は、グローバルで需要の回復が進んでおり、製造業全般において活発な生産活動が行われておりますが、半導体等さまざまな部品の需給が逼迫していること、新型コロナウイルスの感染状況においては、ワクチンの普及が進んでいるものの、再拡大懸念は払拭されていないことから、先行きは依然として不透明なものとなっております。 このため、第3四半期以降の業績につきましては、前回発表の予想を据え置いております。今後、業績予想の修正の必要が生じた場合には速やかに公表いたします。※ 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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