◆ “ドル買い”が進行する場面も見られたが… - 膠着
東京タイム序盤にかけて、あるいは欧州タイムに入ってからも“ドル買い”が進行する場面が見られましたが、NYタイムには萎みました。
このため米10年債利回りが“1.67%”へ上昇したタイミングでは“113.919円”へと上値を伸ばしたものの、“1.62%”に低下するとすぐさま押し戻されていきました。
もっとも好内容の米企業決算への期待もあり、昨日もNYダウ/S&P500は史上最高値更新を見せています。
つまり“リスク選好→円売り”が下値を支えている格好でもありますので、“崩れる”には至っておりません。
“(113円台で)膠着”というのが、実のところといえそうです。
◆ “様子見ムード”が漂いやすい、ただ…?
日銀・ECB(28日)/FOMC(来月3日)/BOE(同4日)を控えていますので、新たなポジション形成は構築しづらいと見るのが自然です。
このため“様子見ムード”が漂いやすく、“方向感定まる”も微妙といったところですが、一方で昨日も米10年債利回りに沿って動いていたという事実があります。
つまり金利動向次第では、ドル円も動意づく可能性は十分…?
21日に“1.70%”へと上昇し、そして昨日は“1.62%”へ低下しましたが、ネックラインとなるのは“上がそのまま/下は20日安値(1.618%)”です。
つまり突破できれば“114円回復”が見えてくる反面、割り込むと“113円割れ”も覚悟しなければならないということに…。
基本は“膠着”と考えますが、頭の片隅には残しておきたいシナリオといえそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.412(10/21高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:114.395(10/20~10/22の76.4%戻し)
上値3:114.204(10/22高値、10/20~10/22の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:114.055(10/20~10/22の50%戻し、+1σ、大台)
上値1:113.919(10/25高値、日足・一目均衡表転換線、10/20~10/22の38.2%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:113.717
下値1:113.515(10/22安値後の押し目)
下値2:113.411(10/22-25安値、ピボット1stサポート)
下値3:113.205(10/14安値、10/4~10/20の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:112.996(10/12安値、大台)
下値5:112.905(20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
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