マテルが決算受け時間外で株価上昇=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/10/22 06:49
 玩具のマテル<MAT>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表しており、売上高、EBITDAの見通しを上方修正した。

 決算受け時間外で株価は上昇している。多くの業界を悩ませているサプライチェーン問題に取り組んでいる。同社のクレイズCEOは「われわれ需要に応えている。すべてを満たしているとは言えないが、想定以上に対応できると見ており、ガイダンスを引き上げた」と述べた。

 「主要な港湾での停滞などサプライチェーン問題が蔓延しているため、ホリデーシーズンまでにすべての注文を配送できるか不安はある。しかし、われわれはその混乱の克服に取り組んでおり、ホリデーシーズンは底堅いと見ている」とも語った。「混乱を緩和するために原材料の調達を促進し、事前に海上輸送と料金を契約。追加の港と航路へのアクセスを確保している」という。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:17.6億ドル(予想:16.8億ドル)
・粗利益率(調整後):47.8%(予想:47.8%)
・EBITDA(調整後):4.63億ドル(予想:4.01億ドル)

(通期見通し)
・売上高:+15%(従来:12~14%ドル)(予想:8.78%)
・粗利益率(調整後)47.6~48.1%に据え置き(予想:47.9%)
・EBITDA(調整後):9.00~9.25億ドル(予想:8.75~9.00億ドル)(予想:8.78億ドル)
・設備投資:1.5~1.75億ドルに据え置き(予想:1.49億ドル)

(NY時間17:39)時間外
マテル<MAT> 21.40(+1.07 +5.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)