引き続き「押しは浅い」と見ておくべき…！？ － ドル円

◆ 一旦押したが…　－　113円後半へと続伸

一旦調整が入ったが、やはり浅かった…。

昨日は“113円割れ”を試す動きが、欧州タイム序盤にかけて見られました。
しかし明確に割り込むには至らず（安値は112.996円）、その後は急速に押し戻されていきました。
NYタイム序盤には“18/12/3以来の113.783円”へとさらに上値を伸ばすなど、“ドル買い＋円売り”は続いています。

◆ 「スピード違反」「上昇往き過ぎ感」への懸念は燻るが…？

デフレ圧力が残存する中、「日本のテーパリング」はなかなか道筋が描けないのが実状といえます。
一方で資源価格上昇は「本邦貿易収支悪化」への思惑を誘いやすく、結果として「日米金利格差拡大」はさらに顕著になりやすいと見られます。

これに対するのが、昨日も記した「スピード違反」「上昇往き過ぎ感」です。
しかし“ドル買い遅れ”が指摘される状況では、“利益確定売り”も少なくなる可能性が否めません。
そうなると「仕掛け的な動き」が、引き続き懸念として残ることに…？

「上昇往き過ぎ」に伴う急反落には常に神経を張り巡らせておく必要がありますが、押したところがあれば「すぐにドル買いが入る（押しは浅い）」を前提にして、本日も対峙したいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5：114.249（ピボット2ndレジスタンス、18/11/12高値）
上値4：114.144（18/11/13高値）
上値3：114.033（18/11/28高値）
上値2：113.927（ピボット1stレジスタンス）
上値1：113.818（18/12/3高値、10/12高値《年初来高値》、+2σ）
前営業日終値：113.606
下値1：113.482（10/12安値後の38.2％押し）
下値2：113.390（10/12安値後の50％押し）
下値3：113.297（10/12安値後の61.8％押し、10/8～10/12の23.6％押し）
下値4：113.140（ピボット1stサポート）
下値5：112.996（10/12安値、大台）