FB Research Memo(5):2Q以降は積極投資を実施。中・長期的収益成長に注目していく

配信元:フィスコ
投稿:2021/10/11 15:15
■今後の見通し

● 2022年4月期の業績予想
2022年4月期の連結業績予想についてフリービット<3843>は、売上高で43,000百万円、営業利益で2,500百万円、経常利益で2,350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で600百万円を予想している。第1四半期末時点での各項目の進捗率は売上高で24.8%、営業利益で41.3%、経常利益で43.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益で93.9%と高い水準となった。ただ、同社は第2四半期後半から第3四半期にかけて集中して投資を実施する計画であり、現時点では業績予想の上方修正を期待するのは時期尚早と考える。

投資のほか、同社は全社的にグループリソースを生かした各事業インキュベーションの取り組みを加速させるほか、新中計「SiLK VISION 2024」達成に向けた、さらなるDX人材の採用、基礎技術の開発、新サービスの開発を積極的に推進する。

なお、各セグメントでは以下のような取り組みを進める。

1) 5Gインフラ支援事業
コロナ禍をきっかけとした需要を取り込むサービス提供体制の強化、次世代ネットワークインフラシステム及びデータセンターの最適化プロジェクトの始動、5G本格提供に向けたMNO等との各種調整の開始。

2) 5G生活様式支援事業
5G Lifestyle(DTI)における効果的な顧客基盤拡大施策の実行、5G Homestyle(ギガプライズグループ)における競争力向上に向けたグループ一体での取り組み、5G Workstyleサービスにおける実市場への投入を見据えたマーケティング施策の開始。

3) 企業・クリエイター5G DX支援事業
コロナ禍の影響を見極めながらの柔軟なセールスターゲットの調整、インターネットマーケティング関連事業での新サービスの展開開始、クリエイター・インフルエンサー向けプラットフォーム「StandAlone」の実市場における実証実験の開始。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希)


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