新興市場銘柄ダイジェスト:エネチェンジは一時ストップ高を付け、年初来高値を更新、Amaziaが大幅に反発

配信元:フィスコ
投稿:2021/10/01 15:59
<3498> 霞ヶ関キャピタル 2353 +161
3日続伸。物流施設開発事業を行う合弁会社の設立に向け、国内大手事業会社と基本合意書を締結したと発表している。国内大手事業会社の社名は非開示だが、豊富な資金力と不動産投資の実績と知見を有するプレーヤーという。出資比率は霞ヶ関キャピタルが66%、国内大手事業会社が34%。合弁会社の営業開始予定は22年1月で、設立後3年間で総事業費2000億円程度の物流施設開発を目指す。

<4591> リボミック 358 +10
大幅に3日続伸。子会社のRIBOMIC USA Inc.が米国で進めている治療薬RBM-007(対象疾患は滲出型加齢黄斑変性)の第2相臨床試験について、同国で開催される第54回網膜学会で暫定的中間ブラインドデータを発表することを明らかにしている。それによると、網膜血管炎や閉塞性イベントは生じておらず、また最高矯正視力の暫定的結果として第16週目を完了した被検者の約70%で視力が改善もしくは安定していたという。

<3089> テクノアルファ 1248 -94
大幅に続落。21年11月期第3四半期累計(20年12月-21年8月)の営業損益を0.35億円の黒字(前年同期実績は0.91億円の赤字)と発表している。世界的な半導体不足を背景に消耗品・部品などの販売が堅調に推移し、エレクトロニクス事業が伸長した。通期予想は非開示。第3四半期累計は黒字に転換したものの、第2四半期累計(20年12月-21年5月)の0.58億円の黒字から縮小していることが嫌気され、売りが先行しているようだ。

<4169> エネチェンジ 4330 +385
一時ストップ高を付け、年初来高値を更新している。海外のエネルギーベンチャー企業への投資に特化した脱炭素テックファンド「Japan Energy Capital 2号ファンド」を組成すると発表している。ファンドは最大5000万ドルを調達する予定で、ENECHANGEからは500万ドルを出資する。ファンドを通じて海外の技術や事業を取り込み、日本国内での優先的事業展開や事業シナジーを生むことで脱炭素社会の実現を加速させる狙い。

<4397> チームスピリット 864 +18
大幅に4日ぶり反発。21年8月期の営業利益を従来予想の1.10億-1.40億円から1.69億円(前期実績2.85億円)に上方修正している。ダイレクトリクルーティングの強化や成功報酬が比較的安価な採用媒体の活用で採用費が圧縮できたため。営業インセンティブが想定を下回り、人件費が縮小したことも利益を押し上げる見通し。また、22年8月期も製品開発や新規顧客獲得のための先行投資を拡大させる方針を明らかにしている。

<4424> Amazia 1422 +150
大幅に反発。21年9月期の営業利益を従来予想の1.70億円から2.50億円(前期実績10.97億円)に上方修正している。アクティブユーザー数伸び悩みや1人当たり課金売上低下の要因となっていた海賊版ウェブサイトの影響が下げ止まっているほか、積極的な広告宣伝が奏功しているため。8月30日に直近高値(1490円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買い戻しにつながっているようだ。 <ST>
配信元: フィスコ

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