◆ “日米金利差/リスク選好/ユーロ売り”が重なり… - 111円回復
あぁ、加速…。
FOMC後の動きが強まったことで、昨日は米10年債利回りが一時“1.51%台”へと上昇する場面が見られました。
一方で警戒された中国不動産大手のデフォルト懸念が落ち着きを見せる中、原油が上昇(北海ブレントは2018年10月以来の79ドル台に続伸)したことで、“リスク選好→円売り”も目立ちました。
さらには拮抗する独総選挙結果を受けて、「前回時のように長い間、組閣できないかも…?」との思惑を背景に“ユーロ売り→ドル買い”も進行しました。
こうして“日米金利差/リスク選好/ユーロ売り”から派生する“ドル買い+円売り”が重なったことから、ドル円は7/5以来となる“111.063円”へと駆け上がりました。
◆ テクニカルからは“さらなる上値追い”が期待されるが…?
共に“ネックライン(ドル円:110.80円//米10年債利回り:1.50%)”を超えたことで、勢いが増しているのは事実です。
このため米10年債利回り動向次第では、ドル円もさらに押し上げられてもおかしくないところです。
ただ本日はスポット取引の月内最終応当日に当たりますので、“実需絡みのドル売り”が想定されるところです。
さらに“直近4営業日の上昇幅(約2.0円)”を踏まえれば、いつ短期的な上昇往き過ぎ感が意識されてもおかしくない…?
見誤ったばかりであり、流れに逆らう格好にもなりますが、「“上値の大目標(年初来高値:111.65円)”への道程は険しい」と見ておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.710(20/3/24-25高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.659(7/2高値《年初来高値》)
上値3:111.415(18/10/4~20/3/9の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:111.185(7/5高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:111.063(9/27高値)
前営業日終値:111.009(大台、+2σ)
下値1:110.860(9/27安値後の38.2%押し)
下値2:110.797(9/27安値後の50%押し)
下値3:110.672(ピボット1stサポート、9/27安値後の61.8%押し)
下値4:110.605(9/22~9/27の23.6%押し)
下値5:110.531(9/27安値、+1σ)
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