◆ 急反発 - 110円前半
「中国・恒大集団のデフォルト懸念」が一旦緩和したことに伴って、昨日は“リスク選好”が目立ちました。
一方で「タカ派寄りのFOMC」を背景に、昨日は“金利選好”も進行しています。
こうして“リスク/金利”の双方が重なり合う格好となり、NYダウは“続伸(一時626ドル高)”、米10年債利回りは“急上昇(1.435%)”を見せる中、ドル円は“110.347円”へと駆け上がっていきました。
◆ 意識は“上方向”に向きやすい…?
「中国・恒大集団」に関しては、依然として警戒感は根強いものがありますが、当局介入という安心感が一旦広がった格好といえます。
一方の「FOMC」に関しては、ほぼ想定内ではありますが、「利上げ期待の前倒し」が台頭している格好といえます。
このため“円売り+ドル買い”になりやすく、目先は“上方向”へと意識が向きやすいと見るのが自然です。
◆ ただし本日は週末…
しかし本日は週末となりますので、「どこまで買い上がれるか?」は些か微妙といわざるを得ないところです。
「中国デフォルト懸念」は緩和したとはいえども、まだ払拭されたとはいい難い状況でもあります。
さらにテクニカル的に見ても、“ネックライン(9/8高値:110.442円/8/13高値:110.455円)”がすぐ上に控えています。
明確に突破できれば“さらなる上値追い”が期待される反面、そうでなければ“戻りの急所”と意識されかねない分水嶺…。
「大きくは崩れない」との見方は変わっていませんので、基本は“押し目買い”ということになりますが、“買い上がり”に関してはまだ慎重姿勢で臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.185(7/5高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.971(7/6高値、大台)
上値3:110.815(7/7高値、8/11高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.544(8/12高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.455(8/13高値、9/8高値、+2σ)
前営業日終値:110.330
下値1:110.191(日足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ)
下値2:109.963(20週移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値3:109.857(日足・一目均衡表先行スパン下限、20日/50/100日移動平均線、9/22~9/23の38.2%押し)
下値4:109.726(9/23安値、9/22~9/23の50%押し、日足・一目均衡表基準線/転換線、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線)
下値5:109.590(9/22~9/23の61.8%押し、週足・一目均衡表基準線、-1σ)
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