9月のユーロ圏PMIは高成長ペースを維持できなくなる兆候を示す=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/09/23 23:44
 きょうのNY市場は前日同様にリスク回避の雰囲気が一服する中で為替市場はドル売りが優勢となっている。そのような中で、ユーロドルは前日のFOMCを受けて1.16ドル台に下落していたが、きょうは1.17ドル台半ばまで買い戻されている。

 1.17ドル台半ばから上の水準には強い売り圧力が観測されているが、その売りオーダーを吸収できるか注目される。本日の21日線が1.18ドルちょうど付近に来ており、目先の上値メドとして注目される。

 この日発表の9月のユーロ圏PMIは前回を下回り、予想も下回った。景気判断の分岐点である50より上は十分に維持されているものの、ユーロ圏経済が第4四半期に、高成長ペースを維持できなくなる兆候が高まっていることが示された。ただ、物価指数は継続的なインフレ上昇圧力が示されている。

ユーロ圏製造業PMI速報値(9月)17:00
結果 58.7
予想 60.3 前回 61.4
ユーロ圏非製造業PMI速報値(9月)17:00
結果 56.3
予想 58.5 前回 59.0

EUR/USD 1.1746 EUR/JPY 129.34 EUR/GBP 0.8547

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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