◆ 続落
米10年債利回りの“底堅さ”が意識されたこともあり、欧州タイム序盤には“109.702円”へ値を戻す場面が見られました。
しかしながら反発はそこまで…、NYタイム中盤には“109.185円”へと値を落とし、そのまま安値圏で昨日の取引を終えています。
もっともNYダウとS&P500は下落したものの、ナスダックや欧州株は上昇しています。
つまり「中国不動産大手・恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念」から派生したリスク回避姿勢に関しては、目先は“緩んだ”と見るのが妥当な状況といえます。
◆ ただ“逃げ道”は存在する…? - 中国デフォルト懸念
もちろん「ポジション調整の一環」の可能性は拭えないところがありますが、「デフォルト(債務不履行)」に関しては“リスケジュール(返還延長)”が、「巨額債務」に関しては“債務再編”という技術的な逃げ道(軟着陸)も存在しています。
つまりFOMCを控える本日に関しては、“リスク回避→円買い”はそれほど意識する必要はない…!?
「今会合でのテーパリング決定はない」がコンセンサスになりつつあるFOMCですが、「年内テーパリング実施示唆」の可能性は残っています。
また「利上げ見通し(ドットチャート)」の変動具合を見極めたいとの思惑も存在しますので、思惑としては“一方向に傾斜しづらい”と見るのが自然です。
ただしそうした中で進行してきた“リスク回避→円買い”はまだ解消されていない…?
はっきりするまでは「動きづらい」が基本路線であり、発表後は「内容次第」ということになるのでしょうが、発表に向けては「ポジション調整(買い戻し)主体」を想定したいところです。
「大きくは崩れない」という前提は、変わっていないと見ますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※FOMCが予定されていますので、いつもより値幅を拡大しています。
110.455(8/13高値、9/8高値、+2σ)
110.270(9/9高値)
110.191(日足・一目均衡表先行スパン上限、9/14高値)
110.075(9/17高値、+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:110.000(大台、9/20高値)
上値4:109.857(日足・一目均衡表先行スパン下限、20日/50/100日/20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.777(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線、9/21高値)
上値2:109.569(週足・一目均衡表基準線、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス、-1σ)
上値1:109.379(月足・一目均衡表先行スパン下限、-2σ)
前営業日終値:109.214
下値1:109.109(8/16-17安値、9/15安値)
下値2:109.000(大台、50月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:108.846(ピボット2ndサポート)
下値4:108.722(5/26安値、8/4安値、200週移動平均線)
下値5:108.552(5/12安値、5/25安値、ピボットローブレイクアウト)
108.465(4/23~7/2の76.4%押し)
108.337(5/7安値、5/11安値)
108.195(1/6~7/2の38.2%押し、200日移動平均線)
108.044(4/27安値、大台)
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