ＮＺ中銀総裁補「中銀は雇用とインフレに強い自信を持っている」

　ニュージーランド中央銀行（ＲＢＮＺ）のホークスビー総裁補は２１日、「中銀は雇用とインフレに強い自信を持っている」などと発言した。

・コロナワクチンの早期発見は、世界経済の予想以上の回復を支えてきた。
・８月の金融政策声明は、雇用が最大の持続可能なレベルにあることをより確信していることを示している。
・ＮＺの商品輸出の需要は、以前の世界的な不況よりもはるかに良くなっている。
・最大の貿易相手国である中国経済の力強い回復の恩恵を受けた。
・金融政策と政府支出政策は、支出の力強い回復を支えてきた。
・政府の賃金補助制度は、より広範な回復を支援する上で特に効果的な政策である。
・景気回復に伴い、事業投資も持ち直している。
・将来的には、住宅価格の水準は基本的な推進力に比べて持続不可能であると考えている。
・８月の理事会は「最も後悔しない政策スタンスは、インフレ期待を固定するために金融刺激策をさらに削減することである」と合意した。
・経済の供給側への混乱も予想よりも長引いている。
・特に海運業界に関連して、サプライチェーンに重大な混乱が生じている。
・コロナのデルタ株の広がりを考えると、世界中の商品や人々の移動の混乱は中期的に続く可能性が高い。