「大きくは崩れない」を堅持しながら…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2021/09/15 11:02

◆ 「米早期のテーパリング観測」は再燃せず - “109円半ば”に反落


不発…。

注目の米消費者物価指数(CPI)は“ほぼ予想通り(前月比+0.3%/前年同月比+5.3%)”となり、想定通り“伸び鈍化”が示されました。
このため「インフレ上昇は一時的」というFRBの主張が正当化された格好となり、期待された「米早期のテーパリング観測」が再燃することはありませんでした。
米10年債利回りは発表直後より“低下(一時1.26%)”を見せる中、主にリスク通貨で進行したドル売りを背景にして、ドル円は“109.525円”へと押し下げられていきました。

一方で“伸び鈍化”とはいえども、“高水準の伸び”であることは変わっておりません。
このため「年内のテーパリング開始」との思惑そのものが後退したわけではなく、“さらなる下値追い”に発展する事態には発展しておりません。
NYタイム中盤以降は緩やかに値を戻して、昨日の取引を終えています。

◆ “上値の重さ/下値の堅さ”が混在する中で…


先月24日以降の「米10年債利回りレンジ(終値ベース)」は、概ね“1.28-1.38%”となっています。
つまり下限近くへとすでに低下を見せた中、ここから“もう一段の低下”を見せることができるのか…?

さらに低下すれば“もう一段の下値追い”がドル円でも想定される反面、下げ渋りを見せると“反発の急所”と意識されてもおかしくない分水嶺…。
“上値の重さ/下値の堅さ”が混在する中、これを見極めるのが本日のテーマということになりそうです。
「大きくは崩れない」との前提を、個人的には堅持しながら…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:110.157(9/14高値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:110.069(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:109.984(日足・一目均衡表基準線/転換線、大台)
上値2:109.895(20日/50日/100日/20週移動平均線)
上値1:109.765(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線)
前営業日終値:109.685(-1σ)
下値1:109.525(9/14安値、-2σ、週足・一目均衡表基準線)
下値2:109.415(8/24安値、ピボット1stサポート)
下値3:109.360(月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値4:109.213(8/4~8/11の76.4%押し)
下値5:109.109(8/16-17安値、ピボット2ndサポート)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
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