NY株式市場(27日)7月コアPCE価格指数は予想と一致ー緊迫化したアフガン情勢を注視
27日のニューヨーク株式市場でダウ平均は前日に下げた反動から主力株中心に買い戻しが先行しそうだ。
取引開始前に発表された7月の個人消費支出(PCE)物価指数は、変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数が、前年同月比で3.6%の上昇と市場予想(3.6%上昇)と一致したことから、これまでのところ過度なインフレ懸念は高まっていないことも投資家心理を落ち着かせよう。
ただ、注目されているジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が日本時間午後11時に始まることから、ダウ平均は、朝方の売買が一巡した後は早々に様子見姿勢が強まるだろう。その後は、パウエルFRB議長の講演を横目で睨みながらFRBで議論が始まったテーパリング(量的緩和の縮小)の開始時期などに踏み込んだ発言があるかどうかを慎重に見極めながらの相場展開となろう。緊迫化しているアフガン情勢からも目が離せないだろう。
いずれにしても今回のジャクソンホールでは、パウエルFRB議長がいわゆる「テーパータントラム(量的緩和の縮小を示唆することで金融市場が大きく動揺すること)」を回避しつつ、マーケットと上手くコミュニケーションが取れるかどうか、株式市場は固唾を飲んで見守ることになりそうな1日となる。
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