<5269> 日本コンクリート工業
四季報より 業種:ガラス・土石製品。
【特色】ポール(柱)は電力、NTT向けに圧倒的。パイルも大手3社の一角、高支持力杭工法の開発推進
【小休止】新規子会社が8カ月分寄与。民間建設伸び悩みでパイルが減少。コンクリート2次製品は収益源のポールが楽天向け高水準持続でリニア向けも本格化だが、好採算のPC壁体が反動減。営業益小幅反落。
【リニア】リニア案件は現在3工区受注、6月から2工区分の生産を開始。産業廃棄物の汚泥と排ガス中のCO2を取り込んで製造の環境製品に注力、協調の引き合いも。
2021年8月11日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-8.9%の25.00億円、経常利益-12.0%の28.00億円と減収・減益の見通し。
2016年2月12日の221円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月29日に515円まで上昇し、ここをピークに急落となって7月6日に300まで下落しました。ここから9月26日の369円まで反発し、ゆるやかな下降トレンド(B)へ移行しました。この中で12月25日の219円、2019年8月28日の227円と2点底をつけて、11月11日に338円まで反発したところで、コロナ相場に巻き込まれ2020年3月13日の185円で底打ちとなり、ここから上昇トレンド(C)へ転換しました。この上昇トレンド(C)の中で、2021年2月26日の445円、3月19日の446円とダブル天井をつけて、現在もまだ調整中となっています。
<5976> 高周波熱錬
四季報より 業種:金属製品。
【特色】電気による鋼材焼き入れ(誘導加熱加工)大手。加工受託、棒鋼・ばね鋼線、加熱設備販売が主力
【好反発】自動車部品向け熱処理加工が急回復。工作機械、建機向けも底打ち増勢。土木や建築関連製品は新型コロナの影響薄れ上向く。中国など海外生産は堅調。営業益回復。のれん減損ない。年19円に増配。
【強 化】IoT活用し販売装置・設備の稼働状況を把握し故障への事前対応サービスを強化。環境にやさしいIH技術を生かしCO2削減や省資源化など新技術開発も。
2021年8月6日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+258.7%の33.00億円、経常利益+150.8%の37.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
2016年7月8日の676円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月4日に1290円の高値をつけ、ここからの調整で上昇トレンド(A)を切って、7月6日の917円まで下落しました。ここからの反発で10月2日に1197円の戻り高値をつけ、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、12月25日の739円、2019年8月26日の754円を2点底にして、10月30日の991円まで上昇し、12月4日に855円まで下げてもみあい、2月6日の933円を高値に、コロナ相場に巻き込まれ急落となって3月13日に502円まで下落しました。ここから3月27日の759円まで自律反発したあと再下落となって調整が続き、12月1日の432円でやっと底打ちとなって上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で、今年の3月19日に681円の年初来高値をつけ、7月9日の526円まで下げて8月10日に665円まで反発し、押し目を形成中です。
<6140> 旭ダイヤモンド工業
四季報より 業種:機械。
【特色】ダイヤモンド工具国内首位。半導体、自動車、機械、石材・建築など顧客多彩。自己資本充実
【回復途上】客先の液晶撤退痛いが、半導体・電子部品2割増計画。軸受け・超硬工具含め自動車盛り返す。道路・解体工事も底入れ感。千葉工場の償却通年化の一方、内外の人員減・不採算品目圧縮効く。そろり増配。
【重 点】ウエハ研削・CMPなど重点4品目の開発推進、今期売上60億円狙う。欧州統括拠点をドイツにシフト、東欧も視野。チロリット社との相互供給は年5億円規模。
2021年8月5日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+262.6%の11.90億円、経常利益+482.8%の12.90億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
2018年1月24日の1420円を高値とする下降トレンド(A)の中で、12月25日の537円で当面の底打ちとなり、2019年2月26日に836円まで反発して8月26日に577円まで下げ、ここを安値にもみあって10月29日の695円を高値にして、その後、コロナ相場に巻き込まれて急落となって2020年3月17日に403円で底打ちとなりました。ここを安値に上限600円の範囲でもみあい11月30日の413円を2点底にして、2021年3月18日に584円の高値をつけ、500~540円の間でもみあっています。
<6779> 日本電波工業
四季報より 業種:電気機器。
【特色】電波の送受信に欠かせない水晶デバイスで世界2位級。車載用が主体、日中マレーシアで生産
【小幅増益】産業機器は中国大手通信機器メーカー向けが米中貿易摩擦影響で落ち込む。が、主力の車載が顧客からの受注平常化で数量回復。スマホ向けも横ばい維持。ただ子会社株譲渡益なく、営業微増益。
【5 G】スマホ普及背景に超小型水晶振動子が需要増、6億円投じ21年7月から国内生産能力を順次増強。車載向けもADAS普及で需要増、22年1月生産増強予定。
2021年8月6日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+2.0%の29.00億円、経常利益-11.3%の23.00億円の増収・減益の見通し。
2017年7月27日の985円を高値とする下降トレンド(A)の中で、2018年12月25日の319円、3月14日の324円を2点底にして、短期の上昇トレンド(B)を形成しました。この上昇トレンド(B)の中で、2019年12月2日に674円まで上昇したところで コロナ相場に巻き込まれ大幅下落となって2020年3月13日の279円で底打ちとなりました。その後、自律反発したあとの下げで7月31日の297円を2点底にして上昇トレンド(C)へ転換し、下降トレンド(A)を上にぬけて大幅上昇となりました。この上昇トレンド(C)の中で、2021年1月27日に849円まで上昇後、2月19日の645円、5月14日の660円と2点底の押し目をつけて急騰し、6月16日には1137円と年初来高値更新となりました。ここから昨年の7月31日の297円の安値から1137円の高値までの上昇幅の1/2押しをつけて反発となっています。
<8133> 伊藤忠エネクス
四季報より 業種:卸売業。
【特色】伊藤忠系のエネルギー商社首位。石油製品やLPガスから電力販売、日産車販売まで幅広く展開
【連続増益】産業ビジネスは石油製品で前期の高水準利幅が減少。カーライフもガソリン販売のマージン高が平常化。ただ、ホームライフは電力市場価格高騰なくなり採算改善。契約件数も伸長。営業増益続く。
【新中計】2年で環境対応事業など成長分野に300億円を投資する計画。LPガス事業拡大へ、タイ大手企業と資本業務提携。再エネ展開、近隣諸国への進出も視野。
2021年7月30日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+6.0%の205.00億円、経常利益+5.8%の212.00億円と4期連続の増収・増益の見通し。
2016年8月30日の731円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年10月10日に1261円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2018年3月26日に965円まで下げて反発に転じ、9月25日に1194円まで上昇して大幅下落となりました。2019年8月16日に764円まで下げて反発し、2020年2月6日に994円まで戻したところでコロナ相場の急落局面に巻き込まれ3月13日に716円で底打ちとなりました。そこから4月24日の770円、7月31日の799円と下値を切り上げる3点底をつくって、上昇トレンド(C)へ転換しています。この上昇トレンド(C)の中で7月31日の799円を安値に大幅上昇となり、下降トレンド(B)を上にぬけて2021年3月22日に1176円と年初来高値をつけ調整入りとなって7月8日に966円まで下げてもみあっています。
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