オプトラン、今期経常を一転18%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/08/24 19:00
 オプトラン <6235> が8月24日大引け後(19:00)に業績修正を発表。21年12月期の連結経常利益を従来予想の90億円→71億円(前期は86億円)に21.1%下方修正し、一転して17.5%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の50.8億円→31.8億円(前年同期は46.5億円)に37.4%減額し、一転して31.6%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  世界的な半導体不足や新型コロナウイルス蔓延等により、世界マクロ経済への影響が継続し、弊社顧客の設備投資需要は当初想定を下回っており、弊社装置売上高が、想定より下振れし減収の見通しです。今後、スマートフォン・ミニLED・車載機器が主導し、装置需要は回復の可能性はありますが、半導体供給や新型コロナウイルス感染症の収束状況次第でもあります。 また、売上高の下方修正に伴い、販売管理費の効率的な支出を一層徹底することとし、研究開発費を除く全ての販売管理費予算を見直し、国内外全拠点において、当初予算比で10%弱の経費節減を、2021年度末までに行うことといたしました。 新型装置につきましては、2021年度計画で、売上高の30%程度を目標といたしましたが、現在までのところ目標比率を上回る実績比率となっており、ALD装置・水平スパッタ装置を中心として、拡販に努めており、全体の原価率改善に相当の貢献をする見込みです。 研究開発費につきましては、当初予算31億円を維持いたします。弊社は研究開発型企業として、世界市場への高度成膜技術を反映した新型装置開発を継続しております。2021年を光学薄膜技術の顕著な高度化や、半導体関連で光学薄膜的な新たな成膜技術の実用化開発の年と位置付けており、必要な研究開発は一切そのペースを落とさず、加速して取り組んでまいります。この結果が、ミニLED成膜装置、車載機器成膜装置、スマートフォン関連3D技術応用の高機能成膜装置、5G対応の光通信成膜装置、ヘルスケア分野でのバイオセンサー開発等で、今後の成果として発揮されると見込んでおり、2022年以降の事業進展に貢献するものと思われます。 なお、期末配当予想につきましては、1株当たり50円に変更はございません。
配信元: 株探

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