【新興国通貨】先週は対ドルでの売りがやや優勢~ロシアルーブル

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/08/24 17:15
【新興国通貨】先週は対ドルでの売りがやや優勢~ロシアルーブル

 先週のドルルーブルは世界的な新型コロナの感染拡大を受けたリスク警戒感からの新興国通貨売りに押されて、対ドルでルーブル安が進行。ドルルーブルは先々週末の73.20前後から一時74.60近くまでドル高ルーブル安に。
 週末から週明けにかけては調整の動きが広がり、週明け74.00割れを付ける動き。

 世界的な需要減退懸念から値を落としていたNY原油が、週明けに入って買い戻されていることも、産油国ロシアの買いにつながった。

 もっとも取引自体はそれほど活発というわけではなく、6月末から7月前半にかけて72.00前後から75.40近くまで上昇した時のような大きな勢いのみられる相場展開にはなっていない。ロシアの副首相が先週、今後5年間でクリル諸島(日本名:千島列島)の開発を進めると発言したことなども、大きな材料とはならなかった。

 ルーブル円はルーブル安基調に加えて、ドル円の下げもあって一時1円47銭前後まで値を落とした。その後、ドル円の買い戻しなどに1円48銭台にしっかりと戻している。

MINKABU PRESS 山岡和雅

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)