<動意株・10日>(大引け)=コメ兵HD、電子材料、フルヤ金属など
コメ兵ホールディングス<2780.T>=後場急伸で年初来高値にらむ。午後2時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を600億円から632億円(前期比24.6%増)へ、営業利益を15億5000万円から21億9000万円(同3.7倍)へ、最終利益を10億円から14億7000万円(前期5億9500万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。個人の顧客からの買い取りが好調に推移し、ECをハブとした小売りに加え、法人向けオークションなどによる法人向け販売やオークションでの相場高騰も継続していることが要因。また、効率重視の広告宣伝などにより経費を抑制できていることも寄与する。
日本電子材料<6855.T>=急反騰。6日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高47億8900万円(前年同期比14.4%増)、営業利益11億4200万円(同42.1%増)、純利益8億2100万円(同37.1%増)と大幅増益となり、上期計画に対する営業利益の進捗率が71%となった。メモリーIC向け製品を中心に、プローブカードの需要が堅調に推移したことが牽引したという。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高200億円(前期比8.0%増)、営業利益28億円(同5.1%増)、純利益23億円(同12.9%増)の従来見通しを据え置いている。
フルヤ金属<7826.T>=ストップ高。6日の取引終了後に発表した22年6月期連結業績予想で、売上高423億円(前期比25.0%増)、営業利益118億円(同12.9%増)、純利益78億円(同13.2%増)と営業利益が2ケタ増益で連続最高益更新を見込むことが好感されている。SAWフィルターや医療用の単結晶育成用ルツボの改鋳、HD向けルテニウムターゲット、半導体製造装置用センサーの受注が引続き底堅く推移する見通しのほか、有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物、精製・回収(リサイクル)の拡大が見込まれることが寄与する。なお、21年6月期決算は、売上高338億4000万円(前の期比48.3%増)、営業利益104億5200万円(同2.8倍)、純利益68億8900万円(同2.7倍)だった。
三井金属<5706.T>=急伸。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5850億円から6250億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を360億円から510億円(同0.1%減)へ、純利益を220億円から370億円(同17.2%減)へ上方修正したことが好感されている。キャリア付極薄銅箔の販売量の増加が見込まれることに加えて、金属価格が想定を上回って推移していること、またそれに伴い在庫要因が好転していることなどが理由としている。
山一電機<6941.T>=上げ足早め6日続伸。IC基板装置や検査用に使う半導体ソケットを手掛け、海外売上比率が約8割と高く、米アップル<AAPL>にも商品を供給するなど世界的に実績が高い。半導体設備投資需要が高まるなか収益環境に吹く追い風は強く、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末6日取引終了後に、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の37億円から43億円(前期比34.7%増)に増額しており、これを評価する形で投資マネーを呼び込んだ。PER11倍前後と株価指標面でも割安で、水準訂正期待が高まっている。
日本ピラー工業<6490.T>=もみ合い上放れ。6月17日につけた上場来高値を更新した。半導体製造装置向け継ぎ手やメカニカルシールなどを主力展開し高水準の受注を獲得している。前週末6日取引終了後、21年4~6月期決算を発表、営業利益段階で前年同期比2.2倍の23億1300万円と倍増した。これを受けて会社側では22年3月期予想も大幅増額、同利益は従来予想の60億円から80億円(前期比65%増)に修正しており、これがサプライズを呼んだ。更に年間配当についても従来計画の60円から70円に10円上乗せ(前期実績は50円)しており、これも人気を増幅させている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
日本電子材料<6855.T>=急反騰。6日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高47億8900万円(前年同期比14.4%増)、営業利益11億4200万円(同42.1%増)、純利益8億2100万円(同37.1%増)と大幅増益となり、上期計画に対する営業利益の進捗率が71%となった。メモリーIC向け製品を中心に、プローブカードの需要が堅調に推移したことが牽引したという。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高200億円(前期比8.0%増)、営業利益28億円(同5.1%増)、純利益23億円(同12.9%増)の従来見通しを据え置いている。
フルヤ金属<7826.T>=ストップ高。6日の取引終了後に発表した22年6月期連結業績予想で、売上高423億円(前期比25.0%増)、営業利益118億円(同12.9%増)、純利益78億円(同13.2%増)と営業利益が2ケタ増益で連続最高益更新を見込むことが好感されている。SAWフィルターや医療用の単結晶育成用ルツボの改鋳、HD向けルテニウムターゲット、半導体製造装置用センサーの受注が引続き底堅く推移する見通しのほか、有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物、精製・回収(リサイクル)の拡大が見込まれることが寄与する。なお、21年6月期決算は、売上高338億4000万円(前の期比48.3%増)、営業利益104億5200万円(同2.8倍)、純利益68億8900万円(同2.7倍)だった。
三井金属<5706.T>=急伸。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5850億円から6250億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を360億円から510億円(同0.1%減)へ、純利益を220億円から370億円(同17.2%減)へ上方修正したことが好感されている。キャリア付極薄銅箔の販売量の増加が見込まれることに加えて、金属価格が想定を上回って推移していること、またそれに伴い在庫要因が好転していることなどが理由としている。
山一電機<6941.T>=上げ足早め6日続伸。IC基板装置や検査用に使う半導体ソケットを手掛け、海外売上比率が約8割と高く、米アップル<AAPL>にも商品を供給するなど世界的に実績が高い。半導体設備投資需要が高まるなか収益環境に吹く追い風は強く、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末6日取引終了後に、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の37億円から43億円(前期比34.7%増)に増額しており、これを評価する形で投資マネーを呼び込んだ。PER11倍前後と株価指標面でも割安で、水準訂正期待が高まっている。
日本ピラー工業<6490.T>=もみ合い上放れ。6月17日につけた上場来高値を更新した。半導体製造装置向け継ぎ手やメカニカルシールなどを主力展開し高水準の受注を獲得している。前週末6日取引終了後、21年4~6月期決算を発表、営業利益段階で前年同期比2.2倍の23億1300万円と倍増した。これを受けて会社側では22年3月期予想も大幅増額、同利益は従来予想の60億円から80億円(前期比65%増)に修正しており、これがサプライズを呼んだ。更に年間配当についても従来計画の60円から70円に10円上乗せ(前期実績は50円)しており、これも人気を増幅させている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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