チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
NOK <7240> 【 2+→2+】
「シール、電子部品ともに販売見通しが上向く、計画を上方修正」
20日、5月13日公表の22/3期計画の修正を発表。計画上方修正によりシール事業の営業利益率予想が10.6%となり、かつての高水準の利益水準近くまで改善の見通しとなったこと、構造改革中の電子部品事業の赤字見通しが一段と縮小したことなどがポジティブ。22/3期は業績回復感が一層強まり、TIWでは23/3期もシール事業堅調、自動車向け増加や構造改革一巡による電子部品事業の黒字化などにより増益の公算が大きいとみる中、実績PBR0.55倍など株価指標面も割安から投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:4.7% PBR:0.6倍、来期予想PER:9.3倍、来期予想EPS成長率:11%株価(7/30終値):1,440円
Fモデルによる理論株価:2,380円(7月26日by高田悟)
インテリックス <8940> 【 2+→1】
「みるべきは、フローか?ストックか?」
21/5期は増収大幅増益で着地。21/5期は利益も資産もその他不動産事業がリノヴェックスマンション事業を上回った。投資評価を「1」
へ変更する。同社の事業がフローからストックへシフトしているからである。21/5期に利益を大きく押し上げた六本木の物件のように利益が大きい資産が販売されずに固定資産に抱えられており、これを評価すべきとTIWは考えているからである。目標株価はPBR1倍の1,351円とする。
予想ROE:5.9% PBR:0.5倍、来期予想PER:5.4倍、来期予想EPS成長率:64%株価(7/30終値):676円
Fモデルによる理論株価:1,496円(7月28日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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