ステップ、今期経常を29%上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2021/07/28 15:00
 ステップ <9795> が7月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.1倍の23.3億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の27.4億円→35.2億円(前期は19.6億円)に28.7%上方修正し、増益率が39.3%増→79.3%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の9.9億円→17.8億円(前年同期は6.7億円)に79.4%増額し、増益率が46.3%増→2.6倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→44円(前期は40円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の経常損益は5.8億円の黒字(前年同期は5.3億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-29.8%→18.1%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期の新年度における生徒募集は、神奈川県のほぼ全地域で生徒数が伸び、第3四半期(2021年4月~6月)において創業以来初めて生徒数が3万人を突破し、2021年6月末における生徒数は前年同期比10.5%増となるなど、当初の予想を超えて好調に推移しております。2020年はコロナ禍により生徒募集の動きが鈍化していた小学生においては、2021年1月から生徒数が前期比でプラスに転じ、6月末においては前年同期比23.6%増となりました。同様に、前年はコロナ禍で中学部からの進級者が減った高1生も、今春は中学部からの進級者数が回復し、6月末においては前年同期比15.9%増となりました。 2020年の夏期講習は、新型コロナウイルス感染症の影響により、変則的なスケジュールで実施いたしましたが、当期はコロナ禍以前と同様の形式で既にスタートしております。 生徒募集が好調に推移していることから、通期の売上高は前回予想を上回る見込みです。利益面においても売上高の増加に伴い、営業利益、経常利益、当期純利益が、それぞれ前回予想を上回る見込みとなりました。 なお、業績予想は第4四半期(2021年7月1日~2021年9月30日)において、新型コロナウイルス感染症による大きな影響はないものとの前提で作成しております。

  当社の利益配分政策は、配当性向30%をおおまかな目安としています。今回の上方修正を踏まえ、期末配当を1株当たり20円から24円に修正いたします。 これにより1株当たりの年間配当額は44円となる見込みです。(注)上記の業績予想及び配当予想は、当社が発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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