<動意株・20日>(前引け)=大泉製作所、ザイン、KOA

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/20 11:33
<動意株・20日>(前引け)=大泉製作所、ザイン、KOA  大泉製作所<6618.T>=上値指向際立つ。きょうは地合い悪のなか前日比6%を超える上昇で1200円台まで上値を伸ばした。6月末に1239円の年初来高値を形成しているが、その更新を射程圏に捉えている。仮にここをクリアすると2018年2月以来約3年半ぶりの高値圏に浮上する。車載用を主力に温度センサーなどを手掛けるが、中国展開を強みとする半導体設投関連のフェローテックホールディングス<6890.T>の傘下に入ったことで、中国での需要開拓に期待が膨らんでいる。商用化本番の5G向けエレメントも好調で収益貢献が期待される。22年3月期は増収増益見込みで上振れも視野に。

 ザインエレクトロニクス<6769.T>=大幅反発。19日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、営業損益が4500万円の赤字から1億2800万円の黒字(前年同期2億3100万円の赤字)へ、最終損益が4700万円の赤字から2億3400万円の黒字(同1億7000万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。AIOT事業で一部顧客向けの製品出荷の後倒しや計画見直しの影響があり、売上高は19億5500万円から18億6400万円(前年同期比21.8%増)へ下振れたものの、LSI事業で主に国内及び中国市場向けの製品出荷が急速に回復したことで売上総利益が計画を上回り利益を押し上げた。また、コスト削減を進めたことや、保有する外貨建て資産の換算差益の計上なども寄与した。

 KOA<6999.T>=年初来高値にらむ。19日の取引終了後、集計中の第1四半期(4~6月)連結業績について、売上高が149億4000万円から159億6400万円(前年同期比45.8%増)へ、営業利益が10億円から19億2400万円(同5.0倍)へ、純利益が6億9000万円から14億1600万円(同9.7倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視されている。日本や欧州地域における産業機器用途向けなどの販売が好調だったことや、ドル及びユーロの為替レートが想定より円安で推移したことなどが寄与した。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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