決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】引け後 … ＡＮＡＰ、プロパスト、ほぼ日 (7月12日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の7月9日から12日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.3　プロパスト <3236>
　21年5月期の経常利益(非連結)は前の期比18.6％増の12.9億円に伸びたが、22年5月期は前期比24.6％減の9.8億円に減る見通しとなった。

▲No.4　ＡＮＡＰ <3189>
　21年8月期の連結最終損益を従来予想の4億1000万円の赤字→7億8700万円の赤字(前期は3億7100万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を57.8％毀損する規模となった。

▲No.5　ほぼ日 <3560>
　21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比0.6％減の1億6400万円となり、通期計画の2億2000万円に対する進捗率は74.5％にとどまり、4年平均の118.9％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4760> ＡＬＰＨＡ 　　ＪＱ　　 -2.95 　　7/12　　　3Q　　　　黒転
<9720> グランド 　　　ＪＱ　　 -1.77 　　7/12　　上期　　　　赤縮
<3236> プロパスト 　　ＪＱ　　 -1.24 　　7/12　本決算　　　-24.56
<3189> ＡＮＡＰ 　　　ＪＱ　　 -1.18 　　7/12　　　3Q　　　　赤拡
<3560> ほぼ日 　　　　ＪＱ　　 -0.86 　　7/12　　　3Q　　　 -0.61

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース