日ケミコンが上げ足強める、EV用2次電池で展開材料豊富◇
日本ケミコン<6997.T>が一時95円高と上げ足を強め2600円台半ばまで上昇、6月28日につけた年初来高値2780円を視界に入れつつある。コンデンサー大手で強みとするアルミ電解コンデンサーの商品シェアが業界首位に位置する。電気自動車(EV)市場の急拡大を背景に基幹部品である次世代電池材料にも積極展開を図っている。ここ東証マザーズに上場した日本電解<5759.T>がリチウムイオン電池材料となる電解銅箔を手掛けていることから急速人気化したが、その流れで同社株にも物色の矛先が向いている。ブリヂストン<5108.T>子会社の旭カーボンとの協業で全固体電池に使われる導電材料の量産技術を開発していることがポイントでEV電池関連としてのテーマ性が豊富。今期業績も急拡大が予想されるなかPER12倍台と割安感があり、追随買いを誘っている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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