福島印刷、今期経常を一転89％増益に上方修正

　福島印刷 <7870> [名証２] が6月24日大引け後(15:30)に決算を発表。21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.1倍の4億4900万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1億5600万円→4億1000万円(前期は2億1700万円)に2.6倍上方修正し、一転して88.9％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の9400万円→3億4800万円(前年同期は1億9200万円)に3.7倍増額し、一転して81.3％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の経常利益は前年同期比2.1倍の3億8700万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.7％→16.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社の2021年8月期通期の業績予想につきましては、売上高はBF複合サービスは当初計画を下回った推移となっているものの、高付加価値商材を中心とした主力のDMDPサービス・IPDPサービスが順調に推移し全体で当初予想を上回っていることに加え、コスト面での効率化に努めた結果、利益面では営業利益他各利益はともに予想を上回る見込みであります。