カンロ、上期経常を一転20%増益に上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2021/06/24 13:30
 カンロ <2216> [東証2] が6月24日後場(13:30)に業績修正を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.8億円→4.2億円(前年同期は3.5億円)に50.0%上方修正し、一転して19.7%増益見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の8.6億円→9億円(前期は8.6億円)に4.7%上方修正し、一転して4.7%増益見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第2四半期累計期間の業績予想数値につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の継続による人流の制約やマスク着用の常態化により、のど飴を中心とする飴カテゴリーの販売が大きく低迷しております。これに対し、グミ市場が回復に転じる中、当社のグミカテゴリーも好調に推移しており、飴の落ち込みをカバーし、売上高は前回発表予想数値通りの117億円となる見込みです。一方、新型コロナウイルスの影響による販管費の減少や下期への期ズレにより営業利益は1億30百万円増加の4億円、経常利益は工場設備据付遅延に伴う損害金収入も加わり1億40百万円増加の4億20百万円、四半期純利益は政策保有株式縮減に伴う売却益の計上が相俟って1億70百万円増加の3億20百万円の見込みとなりました。  通期業績予想数値につきましては、第3四半期以降、ワクチン接種が進み消費の動きに回復が期待されるものの、飴カテゴリーは引続き苦戦が予想されます。一方でグミカテゴリーは新商品の販売等で好調の維持が見込まれ、飴の減収を上回る増収が見込まれることから、売上高は前回発表予想数値に比べ1億円増加の247億円となる見込みです。営業利益は、下期における飴カテゴリーでの広告宣伝費の増加等により、通期での販管費は増加するものの、増収要因により前回発表予想数値に比べ30百万円増加の8億70百万円、経常利益は40百万円増加の9億円、当期純利益は70百万円増加の6億60百万円の見込みとなりました。引続きコロナ禍の現況に適応した商品の開発・販売に注力するとともに、売上原価の低減・販管費の削減に取り組んで参ります。※ 中間配当につきましては、前回公表のとおり1株当たり15 円を予定いたしております。※ 期末配当につきましては、前回公表のとおり1株当たり15 円を予定いたしております。※ 業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
配信元: 株探

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