タムラが大幅高で一時600円乗せ、脱炭素でパワー半導体需要喚起へ
タムラ製作所<6768.T>が商いを大きく膨らませ大幅高、今月8日以来となる600円台復帰を果たした。世界的に脱炭素への取り組みが加速しており、英国で11~13日までの日程で行われたG7サミットでも、石炭火力発電については、排出削減対策のない設備に対しては新規の公的輸出支援を2021年までに停止する方針が打ち出された。この流れは太陽光発電などの再生可能エネルギーや電気自動車(EV)などで必須デバイスとなっているパワー半導体の需要を強く刺激する可能性を高めるとみられている。そのなか、同社はトランス(変成器)やリアクターのほか、はんだ材料などの電子化学材料の生産を手掛けており、酸化ガリウムパワー半導体の開発では業界先駆者として知られる。脱炭素関連の有望株として認知が進むなか、機関投資家の大口の買いなども観測されている。
出所:MINKABU PRESS
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