戻りフローは限定的か
【注目ポイント】BB・+1σライン(≒1.07800NZドル)上抜け突破成否
【見通し1】同ライン上抜け突破なら、「1.08370NZドル」付近までの戻りフローを想定
【見通し2】同ライン上値抑制なら、「1.06700NZドル」付近までの下押しフローも
先月27日に、心理的水準である「1.06000NZドル」(上図水色線)を刹那的に割り込み、直近安値となる「1.05997NZドル」を付けた後、反発フローとなっている豪ドル/NZドル。
上図では、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態であること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなっていること、そして、5) DMI(方向性指数)でADX・+DI・-DIが収斂する動きとなっている(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・日足チャートでは、レンジ相場形成における戻りの時間帯であると判断します。
喫緊の注目ポイントは、ローソク足がBB・+1σライン(≒1.07800NZドル、上図黄色矢印)を上抜け突破するか否か。
これからの時間にかけて、仮にローソク足が同ラインを上抜け突破した場合は、「上値基準線突破」→「もう一段の切り上げ」となりそうです。そのケースでは、上値抵抗線として機能するBB・+2σライン(≒1.08370NZドル、上図A)付近までの戻りフローを想定すべきでしょう。
一方で、ローソク足が同ライン付近で上値を抑制される動きとなった場合は、「上値圧力増大」→「一旦の下押し」となる可能性も。そのケースでは、約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(≒1.07250NZドル)割れも伴いながら、BB・-1σライン(≒1.06700NZドル、上図B)付近までの下押しフローとなることを考慮すべきでしょう。
いずれにしても、当面の豪ドル/NZドルは、概ねBB・±2σライン内のボックス圏内を往って来いとなるレンジワーク主体の相場展開が継続しそうです。
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