5%上昇の銘柄情報と50%上昇の銘柄情報の価値は一緒?

著者:藤村哲也
投稿:2021/06/08 23:09

5%上昇の銘柄情報と50%上昇の銘柄情報の価値は一緒?

5%上昇の銘柄情報と50%上昇の銘柄情報の価値は一緒でしょうか?

勿論、全く違います。

資産形成に必要な情報は50%上昇の銘柄情報となりましょう。

5%上昇しても、その後は下がってしまうような銘柄は、その一瞬の売買のみ効果がある情報で、反対売買しなければ、すぐに損をしてしまう情報と言えましょう。

一方、50%上昇銘柄の情報は、使い道がいろいろあります。10%の値幅でも何回も取れるものです。短期でも中長期でも、使える銘柄情報です。

勿論、50%上昇銘柄といっても、動きは千差万別です。

以下のようなケースが考えられます。

ほぼ休みなく、半年かけて50%上昇するケース。

この場合は、一番単純で、早く保有できれば出来るほど優位で、参加者は全て喜べるパターンです。

ただ、同じ50%上昇銘柄でもこうゆう単純ケースばかりではありません。

例えば、2倍に上昇後、50%上昇まで下げてしまうケース

この場合も同じ50%上昇銘柄に変わりはありません。前者よりも良さそうに見えますが、前者に比べると上がりが大きかった分、損した気分になります。

例えば、20%下落後、しばらく時間が経過し、ある材料がきっかけで急騰を始め一気に50%上昇するケース

この場合は、そこまで待てるか?買い足しが出来るか?信じられるか?ということになりましょう。

50%上昇はストップ高の連続であっという間だったが、すぐに値下がりして暴落してしまうケース

こうゆうケースは大体は、仕手株の類いで、単なるバブルの形成とバブルの破裂です。初心者が手を出すべきでない銘柄です。

同じ50%上昇銘柄でも様々で、50%上昇に至るまでの時間も、経緯も、50%上昇した後の値動きも銘柄の数だけあって、一つとして同じ動きはありません。

ここにも株の難しさがありますし、買った後の値動きがそれぞれ違ってくるからこそ、その後のサポートが重要になるのです。

ですが、大切なことは、仕手株以外の50%上昇銘柄には、色々な使い道があり、他の情報に比べられないほど、その効果は高いと言えましょう。資産形成に不可欠な情報なので、貴重な情報なのです。

普通の運用で、資産を1.5倍にすることがとても難しいことを考えれば、その貴重さがお分かりになると思います。

株の情報は量よりも質が大切なのです。

藤村哲也
ライジングブル投資顧問代表
配信元: 達人の予想