現金→買い→売り→現金→買いという連続性こそ資金を増やすのに大切
普通の買い物は現金→買いというプロセスが重要です。
この買いのための情報が最も大事です。
買った後に使用して満足をすることが目的だからです。
買い→売りという買った後に売る必要が出てくるのはあくまでも、使用後いらなくなって中古市場に出すことから生じる取引です。
この買い物に慣れていると、買ってすぐに売るほど馬鹿馬鹿しいものはないと思いがちです。
買ったら最後価値が急落するのがこれらの商品の特徴だからです。
だから、売るのは買ったものが悪かったからという考え方が身に染み付いているのです。
特に初心者ほど、この気持ちが強くなり、株をやる上で、一つのハードルになります。
株の場合は、現金→買いの後には遅かれ早かれ、必ず売りが伴います。
株は使用が目的ではなく、利益を取り資産を増やしていくことが目的で、売らない限りは損益が確定しないからです。
買ってすぐに価値が下がる性質ではなく、常に市場の時価で売り買いすることができます。
特に損は早めに確定することで、損は小さく抑えられます
ですから、買いの情報だけでなく、その銘柄の売りの情報や現金にした後、何をいつ買うのかという一連の情報が限られた資金を大きくしていくには、最も重要となります。
この情報がないと、いつかは上がるだろうとかの希望的観測を持ち、含み損を抱えて身動きがとれなくなってしまうのです。
売り責任のない買い推奨の乱発が、このような状態にしてしまうのです。
売ったら、現金になり、その現金で他の銘柄を買っていく必要が出て、スイッチが切り替わり気持ちは新たになります。
負けてもこのリズムでいけば、リフレッシュされ、次で勝てばいいですし、勝っていても、次で勝てば利益が利益を生み、更に増えていくからです。
その連続性の中で資産が形成されていきます。
保有を続けても売らなければ、何も確定しないので問題を先延ばしにしてしまいがちです。
確定していなくても、損が出ていることには変わりないのです。
ですから、最初の買い情報だけを参考にすると、塩漬け株(損を抱えた株)が非常に出来やすいのです。
買い情報の次は売り情報が必要で、その売った資金で次に何を買うかという情報が必要になってきます。
この連続性によって、損益は確定されていき、資金が増えていく道筋がそれぞれのコースで、出来ていきます。
特に、売りから現金、次の銘柄の買いというプロセスが最も重要で、投資格差が一番開いていくプロセスです。
現金にした後は、自由がある反面、どこに振り向けるかによって、差がついていく起点になります。
毎年、6月7月にかけては、変わり目になる時が多く、スイッチが入れ替わる時が多いと言えましょう。
今のうちに、保有銘柄を見直してみましょう。
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