高度紙は大幅高で戻り足加速、EVシフト加速のカギを握る高耐熱リチウムイオン電池に期待
ニッポン高度紙工業<3891.T>は大幅高で戻り相場に弾みがついている。きょうは170円高の3510円まで上値を伸ばし4月末以来の3500円台乗せを果たした。菅政権では2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げているが、その実現のためにガソリン車の電動車シフトを積極的に後押しする構えにある。世界的にもガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトが加速している状況にあり、その基幹部品であるリチウムイオン電池などの2次電池市場が急拡大している。EV向けリチウムイオン電池は急速充電、高容量化、長寿命化に加え、高熱にさらされた環境においても発火しない安全性が重要視されている。そうしたなか同社は今月17日に高耐熱リチウムイオン電池セパレータの開発に成功したことを発表、顧客へのサンプル出荷を開始する段階にあり、株式市場でも注目度が高まっている。
出所:MINKABU PRESS
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