NY株式市場(27日)米1-3月期GDP改定値は前期比年率6.4%増−好決算のエヌビディアに注目
27日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い先行で取引が始まりそうだ。
取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は、40.6万件と市場予想(42.5万件)を下回ったほか、今年1-3月期のGDP改定値は、前期比年率で6.4%増と速報値と同じく好調な回復ぶりを示す内容となったことから、景気回復期待が根強い相場環境となりそうだ。ダウ平均は寄り付きで改めて3万4400ドル台を回復して取引が始まろう。個別銘柄では、前日の夕方に好決算を発表したエヌビディアの株価の反応を見極めたいところだ。
ただ、取引開始前に発表された経済指標では耐久財受注が振るわなかったほか、米国10年債利回りが再び1.6%台に乗せるなど長期金利が強含みで推移していることは相場の重石となりそう。ダウ平均も直近で上値が抑えられた3万4400ドルから3万4500ドル台で戻り売りをこなす必要があることから、朝方の買い一巡後は徐々に伸び悩みそうな1日となる。
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