サカタインクス<4633>は14日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.7%増の432.23億円、営業利益が同45.3%増の27.72億円、経常利益が同154.8%増の28.49億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同180.2%増の18.33億円となった。
印刷インキ・機材(日本)の売上高は前年同期比3.6%減の117.13億円、営業利益は同43.3%増の3.98億円となった。パッケージ関連では、グラビアインキは内食関連の需要が比較的堅調であったものの、外出自粛によるレジャー消費やコンビニエンスストアにおける需要の停滞などにより前年同期を下回った。フレキソインキは好調な通販関係や家飲み需要に支えられ前年同期を上回った。印刷情報関連では、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が低迷したことなどから、新聞インキ、オフセットインキともに前年同期を大きく下回った。以上のことから、印刷インキ全体では前年同期を下回った。機材については、印刷製版用材料が低調であったことから、前年同期を下回った。
印刷インキ(アジア)の売上高は前年同期比12.2%増の88.32億円、営業利益は同32.1%増の6.87億円となった。主力であるパッケージ関連のグラビアインキは、インドネシア、ベトナムなどが堅調に推移し、昨年の上半期に事業活動に大きな制約を受けたインドにおいても、回復傾向が続いた。印刷情報関連では、インドは感染症の影響により需要の回復が鈍かったものの、経済活動の回復に伴い中国は好調に推移した。
印刷インキ(米州)の売上高は前年同期比1.2%減の126.76億円、営業利益は同26.0%増の9.88億円となった。主力のパッケージ関連では、旺盛な需要を背景として、顧客密着型の技術サービスの充実による環境配慮型製品の拡販に取り組み、フレキソインキ及びグラビアインキが堅調に推移した。メタルインキは環境負荷の観点からアルミ缶に対する需要が高まっており、引き続き堅調に推移した。印刷情報関連であるオフセットインキは、UVインキなどが堅調に推移したものの、デジタル化や感染症の影響を受けて広告需要が低迷したことから、全体としては前年同期を下回った。
印刷インキ(欧州)の売上高は前年同期比40.9%増の38.76億円、営業利益は0.57億円(前年同期は0.78億円の損失)となった。前年同期比では感染症の影響に伴う需要増に対する反動減があったものの、全体としては販売が堅調に推移した。
機能性材料の売上高は前年同期比7.5%増の33.46億円、営業利益は同83.9%増の4.27億円となった。インクジェットインキは、感染症の影響により落ち込んでいた広告需要が海外を中心に回復傾向にあることなどから、前年同期を上回った。カラーフィルター用顔料分散液は、パネルディスプレイ市場の好況が続き、堅調に推移した。トナーは、感染症の影響により落ち込んでいたオフィス用途の需要が一部で上向いてきたことなどから、前年同期を上回った。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.3%増の1,700.00億円、営業利益が同10.9%増の80.00億円、経常利益が同18.1%増の92.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.3%増の64.00億円とする期初計画を据え置いている。
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印刷インキ・機材(日本)の売上高は前年同期比3.6%減の117.13億円、営業利益は同43.3%増の3.98億円となった。パッケージ関連では、グラビアインキは内食関連の需要が比較的堅調であったものの、外出自粛によるレジャー消費やコンビニエンスストアにおける需要の停滞などにより前年同期を下回った。フレキソインキは好調な通販関係や家飲み需要に支えられ前年同期を上回った。印刷情報関連では、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が低迷したことなどから、新聞インキ、オフセットインキともに前年同期を大きく下回った。以上のことから、印刷インキ全体では前年同期を下回った。機材については、印刷製版用材料が低調であったことから、前年同期を下回った。
印刷インキ(アジア)の売上高は前年同期比12.2%増の88.32億円、営業利益は同32.1%増の6.87億円となった。主力であるパッケージ関連のグラビアインキは、インドネシア、ベトナムなどが堅調に推移し、昨年の上半期に事業活動に大きな制約を受けたインドにおいても、回復傾向が続いた。印刷情報関連では、インドは感染症の影響により需要の回復が鈍かったものの、経済活動の回復に伴い中国は好調に推移した。
印刷インキ(米州)の売上高は前年同期比1.2%減の126.76億円、営業利益は同26.0%増の9.88億円となった。主力のパッケージ関連では、旺盛な需要を背景として、顧客密着型の技術サービスの充実による環境配慮型製品の拡販に取り組み、フレキソインキ及びグラビアインキが堅調に推移した。メタルインキは環境負荷の観点からアルミ缶に対する需要が高まっており、引き続き堅調に推移した。印刷情報関連であるオフセットインキは、UVインキなどが堅調に推移したものの、デジタル化や感染症の影響を受けて広告需要が低迷したことから、全体としては前年同期を下回った。
印刷インキ(欧州)の売上高は前年同期比40.9%増の38.76億円、営業利益は0.57億円(前年同期は0.78億円の損失)となった。前年同期比では感染症の影響に伴う需要増に対する反動減があったものの、全体としては販売が堅調に推移した。
機能性材料の売上高は前年同期比7.5%増の33.46億円、営業利益は同83.9%増の4.27億円となった。インクジェットインキは、感染症の影響により落ち込んでいた広告需要が海外を中心に回復傾向にあることなどから、前年同期を上回った。カラーフィルター用顔料分散液は、パネルディスプレイ市場の好況が続き、堅調に推移した。トナーは、感染症の影響により落ち込んでいたオフィス用途の需要が一部で上向いてきたことなどから、前年同期を上回った。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.3%増の1,700.00億円、営業利益が同10.9%増の80.00億円、経常利益が同18.1%増の92.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.3%増の64.00億円とする期初計画を据え置いている。
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