サイタＨＤ、今期経常を一転3％増益に上方修正

　サイタホールディングス <1999> [福証] が5月14日大引け後(15:30)に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比2.6％増の7億4700万円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億円→8億2000万円(前期は7億9900万円)に2.1倍上方修正し、一転して2.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5700万円→4億7700万円(前年同期は3億5000万円)に8.4倍増額し、一転して36.3％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比44.8％増の4億0400万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の11.0％→16.6％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、建設事業部門における完成工事高の増加ならびに、砕石事業部門における建設及び道路用資材の発注増加により、前回予想を上回る見込みであります。　収益面につきましては、建設事業部門における不採算工事の減少による利益率向上ならびに、砕石事業部門における建設及び道路用資材の生産効率の改善及び持分法投資利益の増加等により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前回予想を上回る見込みであります。（注）上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。