「２０２１年のＩＰＯ」が６位、手がかり材料難のなか引き続き値動きの軽さに注目＜注目テーマ＞

★人気テーマ・ベスト１０
１　デジタルトランスフォーメーション
２　半導体
３　脱炭素
４　半導体製造装置
５　銅
６　２０２１年のＩＰＯ
７　非鉄
８　水素
９　サイバーセキュリティ
１０　木材

　みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「２０２１年のＩＰＯ」が６位と引き続き高いランクとなっている。

　日経平均株価の下げ幅が直近３日間で２０７０円に達し、グロース株などが手掛けにくくなるなか、比較的値動きの軽い直近ＩＰＯ銘柄の一部に関心が向かっている。今月は新規ＩＰＯ銘柄がないこともこの傾向にプラスに働いているもようで、１３日には４月１５日に新規上場したサイバートラスト<4498.T>が全般相場下落のなか急騰。きょうは、全般相場の上昇で直近ＩＰＯ関連への関心はやや薄れたものの、ビジョナル<4194.T>、ベビーカレンダー<7363.T>などが高い。

　６月以降は再びＩＰＯが予定されており、２日にはマザーズ市場にメイホーホールディングス<7369.T>が、１０日にはマザーズ市場にワンダープラネット<4199.T>、ジャスダック市場にテンダ<4198.T>がそれぞれ新規上場する予定となっている。大方の予想では、今年のＩＰＯ数は２０年の９３社を超えるとみられているだけに、今後、ＩＰＯの発表が相次ぐ可能性もある。テーマとしての「２０２１年のＩＰＯ」には引き続き高い関心が続きそうだ。

出所：MINKABU PRESS