南プラ、前期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額

配信元:株探
投稿:2021/05/13 15:00
 南海プライウッド <7887> [東証2] が5月13日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→20.4億円(前の期は17.8億円)に13.7%上方修正し、増益率が1.1%増→14.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の10億円→5億円(前の期は8.8億円)に49.9%下方修正し、一転して43.5%減益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.7億円→11.2億円(前年同期は8.9億円)に28.1%増額し、一転して25.8%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の120円→150円(前の期は120円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期の通期連結業績予想は、売上高及び営業利益に関しては、国内における収納建材の売上が予想を上回り堅調に推移しました。また、為替変動の影響により為替差益を計上したこと等により経常利益も予想を上回る見込みとなりました。 一方で、欧州におけるコロナウイルス感染症の感染拡大の影響による工場稼働率の低下等の影響からフランス子会社の収益性が低下しており、減損損失として579百万円を計上しました。これにより、当期純利益の額は501百万円となり、前回予想を下回る見込みとなりました。減損損失につきましては、本日(2021年5月13日)公表いたしました「子会社における減損損失(連結決算)の計上及び当社における貸倒引当金繰入額(個別決算)の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。※上記の業績予想の数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予測数値と異なる結果となる可能性があります。

  当社は長期的な視野に立ち、将来の事業展開と財務体質の強化を考慮し、内部留保とのバランスを考えて安定的な配当を行うことを基本として考えており、期末に年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。 2021年3月期の期末配当の予想につきましては、1株あたり120円としておりましたが、通期の業績の見込み、財務状況等を総合的に勘案した結果、当初予想から30円増配し、1株あたり150円に修正いたします。
配信元: 株探

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